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配棟計画 その2 アプローチ編 vol.130

2021.10.01(金)

徳島で新築住宅、注文住宅をご検討中の皆様、
こんにちは!
徳島の工務店、ラッフルズホーム
お客様相談室の加納です。

今回も、橋本さんと一緒に
お家づくりで大切なことを
お話していきます。

加納さん
「今回は前回のお話の続きです。
 よく間取りのお話をする時に
 陽当たりが欲しいとのお声があります。
 やはり皆さん、特にリビングなんかは
 陽当たりが気になりますよね。」

橋本さん
「はい。暖かい日差しに包まれたいですね。」

加納さん
「そうですよね。
 しかし、陽当たりといっても
 毎日同じ陽が当たることはありません。」

橋本さん

「え、そうなんですか?」

加納さん
「皆さんも習ったことがあると思いますが、
 地球は地軸が23.4度傾いた状態で
 自転しながら太陽の周りを公転しています。
 その影響で、夏至と冬至では
 太陽の高度が変わるのです。
 特に日本には四季がありますので、
 季節によって建物の陽当たりが変化しますね。」

橋本さん
「なるほど……。
 じゃあ、お家の陽当たりは
 どんな風に考えていくんですか?」

加納さん
「例えば、南側の建物が2階建てで
 樋先まで5.5mの高さだったとしましょう。
 その場合、隣地の境界線から4.0m以上の
 距離を取って計画をしていきます。」

「南側のお家から1.0m離れていると
 約5.0mの離せになりますので
 冬至でもお昼には太陽の光が
 1階のリビングに届く計算になります。」

「冬至は、太陽の入射角が最も低くなりますので
 冬至に合わせて考えると吉です。」

橋本さん
「ふむふむ。」

加納さん
「逆に夏の強い直射日光を避けるためには
 軒の出は1mほどあるといいですね。」

橋本さん
「夏は少しでも、
 涼しく過ごしたいですもんね。」

加納さん
「建物の配置を考える上で、真南の方位は
 敷地に対して必ずしも直角ではありません。
 想定する南は、方位の傾き具合、
 日当たり、周辺建物がどちらを南としているか、
 といった様々な要素を検討する方がいいですね。
 方位が45°傾いている場合と
 60°傾いてる場合では庭の位置も
 変わってきますね。」

橋本さん
「なるほど。
 真南が道路とは限らないですからね。」

加納さん
「あと、道路位置から考える
 玄関位置とアプローチのお話を
 少しお伝えします。」

「玄関の位置は、大きく分けて、
 道路から見た正面、建物の左、右側面の
 3か所が考えられます。南道路の場合、
 建物は、駐車スペースや庭の北側に立つため
 道路から玄関までの距離が長くなります。」

「一方北側道路の場合、
 南側の日当たりをよくするため、
 建物は北側に寄せることになり、
 道路との距離が近づきます。」

橋本さん
「ふむふむ。」


加納さん
「もちろん、外部の視線にも
 配慮する必要があります。
 東側道路の場合、朝日のあたる玄関となり、
 朝のお出かけが気持ちよくなります。
 西側道路の場合、アプローチや玄関は、
 夕日が当たります。夕方のお帰り玄関です。」

橋本さん
「玄関位置って大切なんですね。」

加納さん
「大事ですね。玄関は、道路から
 入りやすい位置に設けることが前提です。
 その上で駐車スペースからの
 アプローチも検討しないといけません。」

「玄関へのアプローチと駐車スペースを
 一体化する場合は、残りのスペースを
 庭や裏庭として勝手口へのアプローチ、
 駐車スペースなどとして使えます。」

「分離型の場合は玄関とアプローチと
 駐車スペースを分離する事で、
 各々が専用スペースとなり、
 ゆったりとしたアプローチを作ることが出来ます。
 敷地にゆとりがあるときに計画すると良いですね。」

橋本さん
「色々と考える事がありますね。
 参考になります。」

加納さん
「その他にも道路との高低差解消や、
 玄関ポーチの階段を下りたところには、
 敷地内に人が立てるスペースを設ける事が
 大切ですね。また、ポーチ階段に代わって
 スロープを設ける場合は勾配と長さに
 注意が必要です。」

橋本さん
「アプローチの大切さが分かりました!」


加納さん
「もし、もっと詳しくお家のことを知りたい
 という方がいらっしゃればいつでも
 ラッフルズホームにお越しくださいね」



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